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"大阪人の金銭感覚"にも影響を及ぼす大阪の経済界
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大阪が"経済都市"としての第一歩を歩み始めたのは、豊臣秀吉が本能寺の変後に明智光秀を滅ぼして天下を取ってからだと言われています。秀吉による大阪城を拠点とした統治が始まり、市中にまで細かく堀川がめぐらされて大阪の町が栄え始めてからは、京都よりも大阪が"経済都市"としての性格を強めるようになりました。大阪の商人たちが東南アジアに商談のために渡るというのも珍しいことではなくなり、この時代の大阪はまさに世界有数の大都市の仲間入りを果たしていたと言えます。
江戸時代に入ってから政治の中心が江戸に移ってからも、大阪は日本の生産、流通、金融を一手にになって問屋組織や為替両替、先物取引制度などを次々と生み出して"天下の台所"と呼ばれるようになりました。このようになぜ大阪が江戸を凌ぐほどの経済力を持ちえたかというと、当時の経済が "銀本位制"で中国やオランダなどとの貿易の決済が銀であった当時、銀貨を鋳造して発行する"銀座"は大阪にあって経済の相場も大阪で決定されていたからだとも言われています。
現在でも大阪経済は東京に次いで第二位の経済都市ですが、「京都10代、東京3代、大阪1代……」という言葉からも分かるように、大阪は他の経済都市とは違って裸一貫から立ち上がって"ど根性"を武器にして1代で富を築き上げることができるような環境が整っています。大阪人が"お笑い"を好むのも、そもそもは商売相手を和ませて商談を自分たちのペースに乗せるためで、「お客さんを笑わせてなんぼ……」と、彼らの商売に昔から"お笑い"はつきものでした。こうして商人の家庭では子供たちは物心ついたころから"お笑い"の洗礼を受けていたのです。
また、幼い頃から子供は大人たちの「もったいない、もったいない」という言葉を四六時中聞いて育っているために、日常生活においてもしまつするのは当たり前のことで、彼らは生まれたときから"優れた商人"になるための英才教育を受けているようなものだとも言えるでしょう。「商売は儲からなければ意味がない」とよく言いますが、未来に夢を馳せる"貯蓄"よりも今この瞬間に、いかにして儲けるかを追及することに魅力や生きがいを感じるのが、大阪の経済界をここまで発展させてきた商人たちの共通の特徴でもあります。そして、大阪で数年暮すといつの間にか大阪弁のイントネーションがうつってしまうのも、大阪人の"ひと"を動かす力の現われではないでしょうか。
京都と大阪の比較・貯蓄
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