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大阪人の"金銭感覚"について
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数年前から高齢者や女性を狙ってお金を騙し取ろうとする"振り込め詐欺"の事件があちこちで発生し、"オレオレ詐欺"が下火になったかと思えば最近ではその手口も巧妙化して、"架空請求詐欺"、"還付金詐欺""融資保証金詐欺"などといった事件が世間を騒がせています。ところが大阪は、殺人や強盗、ひったくりなどの凶悪事件の発生件数が全国でも1,2を争うほど、"治安"に関しては決して良いとは言えない状況なのに、"振り込め詐欺"の発生件数は全発生件数の1 %にも満たないのだそうです。
それは、大阪の女性の鋭い金銭感覚のおかげだと考えられています。よく、「大阪人は宝くじや、乗車券まで値切る……」と言いますが、特に中高年女性の迫力はものすごいようで、お金を請求されて「もうちょい安ならへんのー!」とこられると悪巧みをしている連中もペースが崩れて、その結果簡単に嘘だということがばれてしまうのかもしれませんね。いずれにしても男性も女性も"大阪人"というのは"値切る"、"ケチる"などと一見、支出を減らすことだけに細かく気を遣っているように見えますが、意外におおざっぱで目立ちたがり屋で「いっぺんしかない人生やさかい、ぱーっと!……」という一発勝負型の人が多いようです。
大阪商人に言わせると同じお金でも"生き金"と"死に金"というのがあって、"生き金"というのは将来自分に利益をもたらすような投資のことで、"死に金"というのは何の利益ももたらさない支出のことを言いますが、自分が利益を得ると言ってもそれは、「他人の取り分ももらって自分が得をしよう……」というような強欲からくるものではなく、無駄を省いてあくまでも自分の投資したお金が100%以上になって戻ってくる方法を選ぼうとするものです。そして大阪人は"お金にセコイ"とか"ケチ"だとか言われますが、彼らがモットーとしている"始末"というのは、"合理化"を極めようとする行動でもあります。"生き金"として使うための元本をできるだけ多くすることによって、より多くの戻りが期待できるからです。
それには一種の"夢"があってどれだけの戻りがあるかは"開けて見なければ分からない"というように、人の心をドキドキさせるものがあります。「転んでもただでは起きない」と、彼らは物質的な面では失敗に見えても、精神的な面で勉強させてもらったから結局"生き金"になったと、勝負に勝つ方法を見つけることができます。それに引き換え"貯蓄"は、「何年後には何円の利息がついて……」というようにすべて先が読めてしまうために、夢多き大阪人にとってはあまり魅力がないのかも知れません。「支出と収入のバランスをとる」ことではなく「より少ない支出でより多い収入を得る」というように、お金に関しても"躍動感のある何か"を求める気持ちが彼らの中にはあるようです。
京都と大阪の比較・貯蓄
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